医療脱毛

治療方法

当院ではCANDELA社のGentleLase Pro（ジェントルレーズ プロ　ロングパルスアレキサンドライトレーザー）を用いて脱毛行っております。このレーザーの選択的熱作用により長期的な減毛を目的としたレーザー装置として日本で初めて薬事承認を取得したレーザーになります。
このレーザーはメラニン色素に対して選択的に吸収されやすいという特徴を持ったレーザーで、メラニン色素を多く含んでいる毛が光エネルギーを吸収して熱に変換され、その熱が毛の周囲の毛包・毛乳頭部に対して拡散することで毛の組織を破壊します。
また、DCD（ダイナッミッククーリングデバイス）と呼ばれる独自のクーリングシステムでレーザー照射直前に冷気を吹きつけて痛みの軽減と皮膚の保護を行います。
毛には「成長期」⇒「成長後期」⇒「退行期」⇒「休止期」の毛周期があり、「成長期」「成長後期」の毛がレーザー脱毛に適した時期といわれています。毛周期は目視では分からないため、部位や毛量、毛質、毛周期、照射間隔、肌状態などによって個人差はありますが、数回～十数回の照射が必要になります。

治療後の流れ

照射直後は、炎症止めのクリームを塗布し、クーリングを行います。
照射終了後は部位により、保湿・日焼け止めをしてから帰宅していただきます。
当日から洗顔・メイク・入浴は可能です。
レーザー照射後に処方された炎症止めのクリームは入浴後に2～3日間ほど薄く塗布してください。
照射は通常約4～8週間ごとです。部位や毛量、毛質、毛周期、照射間隔、肌状態をみて次回の照射時期をお伝えしています。照射回数を重ねていくと毛量が減り、毛質も細い軟毛となるため毛周期も長くなります。

治療後の経過及び考えられる合併症、リスク、禁忌事項

次のような場合はレーザー照射を行えないことがあります。
〇照射部位の日焼けや色素沈着、炎症や肌荒れなど
〇照射部位に刺青やアートメーク、あざやほくろなどがある場合は避けて照射を行います
〇白髪やメラニン量の少ない毛には脱毛の効果が期待できません
〇妊娠中の方や他疾患にて治療中の方は医師の判断になります
脱毛レーザーのリスクとして炎症、色素沈着、感染、水疱（水ぶくれ）形成、かさぶた、やけどなどが起こることがあります。
照射後に強いかゆみ、痛み、腫れ、出血などの症状が生じた場合は適切な処置を行いますので、なるべく早めにご連絡ください。