下まぶたのたるみ/クマ/目袋/ゴルゴライン

治療方法

眼窩下神経ブロックおよび局所麻酔後に、下まぶたのまつ毛の生え際から2mm程の位置で皮膚を切開します。切開は目頭側から目尻のしわ方向まで延長します。皮膚の切除幅は、術後に下まぶたが外反しすぎないよう（あっかんべーをした時のようにならないよう）調整します。ハムラ法では、余剰な皮膚、眼輪筋を切除し下まぶたのたるみを取るだけではなく、眼窩隔膜と眼窩脂肪を眼窩骨膜に縫合することで眼窩脂肪のさらなる下垂を予防します。最後に下まぶたの皮膚を外側上方に引き上げるように縫合します。
創部を縫合後、必要に応じて圧迫固定とします。術後に、抗生物質の内服薬と外用薬、痛み止め、胃薬等を処方いたします。

術後の流れ

手術の翌日または翌々日にご来院いただき、創部の診察を行います。
縫合した部位は、2日間（手術当日および翌日）は濡らさないようにしていただきますが、3日目からは水やお湯で洗浄できるようになり、ご自身でも軟膏処置を毎日していただきます。術後7～10日で抜糸のためにご来院いただきます。

術後の経過及び考えられる合併症、リスク、禁忌事項

術後の腫れおよび内出血は必ず出現しますが、通常1～2週間で引いて目立たなくなります。腫れが完全に落ち着くまでは3～6か月を要します。
考えられる合併症・リスクとしては、赤み、固さ、拘縮（ひきつれ）、感染、皮膚壊死、左右差等が挙げられます。麻酔薬やその他の薬剤アレルギーをお持ちの方、妊娠中の方（またはその可能性のある方）、抗凝固剤服用中の方は手術をお受けすることが出来ない場合がありますので、診察時にお尋ねください。